北条弥源太殿御返事(平成22年10月17日)
ただ日蓮を杖・柱ともたのみ給ふべし。けはしき山、悪しき道、杖をつきぬれば倒れず。
殊に手をひかれぬればまろぶ事なし。
南無妙法蓮経は死出の山にては杖・柱となり給へ。釈迦仏・多宝仏・上行等の四菩薩は手を取り給ふべし。日蓮さきに立ち候はゞ、御迎へにまいり候事もやあらんずらん。
又さきに行かせ給はゞ、日蓮必ず閻魔法王にも委しく申すべく候。此の事少しも虚事あるべからず。日蓮法華経の文の如くならば通塞の案内者なり。只一心に信心おはして霊山を期し給へ。ぜにと云ふものは用にしたがって変ずるなり。法華経も亦復是くの如し。闇には灯となり、渡りには舟となり、或いは水ともなり、或いは火ともなり給うなり。若し然らば法華経は現世安隠・後生善処の御経なり。
